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ああ コナギ されど こなぎ
初期助走期間が終わってもコナギは発芽を続ける。推進8センチの中程度の深水でイネ科の雑草は排除できる。しかしコナギは大喜び。この状況はコナギが好む土質や環境を改良せねば基本的には変わらないのではなかろうか。日南市の農家のベテランに「見たこともない草だ。」と驚かれたが除草剤が前提の慣行農法では一生見ることもない雑草なのだろう。下写真はコナギに埋もれた稲を思わせるが例年よりこれでも少ないのだ。半分くらいだろう。根が絡まっていない。カーペット状の根の網を形成していないので個別撃破できる。アイガモンで掃除機をかけるように行ったり来たりさせ同じところを2回前後させると、
上の写真: ご覧のとおり、散髪後のようにすっきり。しばらくは復活しない。次の復活までには稲刈りを終えているはずだ。アイガモン除草には更にメリットがある。雑草を微塵にして水に浮かすのだ。微生物によって急速に分解される。おそらく何トンもの葉や茎がみじん切りにされているのだから有機質を投入するようなものだ。ナマの有機質を置き去りにして害は出ないのか。田の土壌菌が爆発的に増えて養分や腐植を生成してくれる。大量の青草液肥に匹敵するのではなかろうか。
コナギの効用はまだある。鶏の大好物なのである。緑餌としても最高の品質である。葉は元より茎も根も残すところなく食べてくれる。取りこぼしたコナギが成長するとできるだけ大きくした植で収穫して緑餌として鶏舎に投げ込む。嬉しさにパニックを起こしたような騒ぎだ。
コナギの効用はまだまだある。コナギの多い田は味が良いという。この伝えは毎年確認しているので事実だと思う。コナギと稲、ある部分では共生関係ができているのではないか。点滴としてあれほど忌避してきたコナギだが圧倒するほど多くなければ少々生えていても歓迎、という態度に変わってきた。
そうそうもう一つコナギの効用がある。重湿田ではしばしばコンバインが入らない、どころかバインダさえも泥濘に沈んでしまうことがある。そんな時取りこぼした株元のコナギに助けられる。コナギを踏みつけて刈り取りながら無事バインダが通過できるのである。コナギ様様ではないか。それでもコナギを殲滅しますか???負け惜しみ半分で、コナギと共生している児頃です。
田植え直後から稲刈り直前にまで見られたシアノバクテリアのネンジュモについて
古穂の里の重湿田に特筆すべき変化が昨年起こった。色々あった中の筆頭がこの酸素発生型光合成細菌・シアノバクテリアの一種『念珠藻・ネンジュモ』の全面繁茂である。見たことも聞いたこともなかったのでたいへん驚いたがこのことをすでに稲作の重要な事象として取り上げている方がいる。微生物農法ベテランの愛媛の加地さんだ。全く桁違いの農業者だ。その方が嫌気性の乳酸菌や光合成細菌の先に(後に?)位置する好気性のシアノバクテリアがたに現れることを持って微生物循環の指標とされていたと思う。ネンジュモを顕微鏡で確認したときに、まずそのことを思った。なんという鋭い洞察だろう。単に農薬や肥料の代替くらいにしか考えていない微生物を田のサイクルの中で生命循環として把握している人がすでにいるのだ。我々が相手にしているのは『命』だと、加地さんは教えてくれている。系統発生が田という宇宙で繰り返されているわけである。
下写真説明 コナギを包むシアノバクテリア・ネンジュモ。コナギの繁茂をネンジュモが掣肘しているように見受けられた。例年のコナギ爆発的繁茂が昨年は見られなかった。代わりにネンジュモの均一な繁茂があった。写真に見られるように寒天質の透明なとろとろ層を田一面に作り出している。
下写真 藍藻類と呼ばれていたシアノバクテリアのネンジュモ 数珠玉に似てるでしょう。だからネンジュモと名づけられたそうです。滑走するように連なりの方向に動く。窒素固定能力を持つという。アカウキクサなどに矯正している。アカウキクサの窒素固定はこの藻によるのだ。初期除草が終わった頃田植え後50日ほどしてから急に目立ってきた。生物顕微鏡400倍 手持ちデジカメで撮影
最後になぜ急に、今年になってシアノバクテリアが繁茂したのか、という疑問が残る。答えはビオトープに毎日点滴してきたフルボ酸培養液によると思われる。例年と違った点はこれだけだから明白だ。腐植前駆物質・フルボ酸培養液を日光に当てておくと急速に緑の藻類が発生する。なぜかこの藻類は緑藻類などの原生生物ではなくかならず酸素発生型光合成細菌・葉緑素の祖先・シアノバクテリアなのである。その理由はすでに本文に考察した。
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